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ニトリ食器棚の解体方法を完全解説|処分・捨て方の全手順

Author

Emily Schmidt

Published Aug 12, 2026

ニトリ食器棚の解体方法を完全解説|正しい手順と処分の選択肢

ニトリ食器棚の解体作業イメージ

引っ越しのタイミングで、あるいは断捨離を決意した日の朝。ふと見上げると、キッチンにそびえ立つ大型の食器棚がある。高さ2メートル近く、重さも相当。「これ、どうやって捨てるんだろう」——そんな疑問を抱えている人は、実はかなり多い。とりわけニトリの食器棚は国内での普及率が高く、処分や解体を検討する場面も多い。この記事では、ニトリ食器棚の解体手順から処分方法、ニトリの引き取りサービスの詳細まで、知っておくべきことを全部まとめた。

なぜニトリの食器棚は解体が必要なのか

ニトリの食器棚、特に大型のカップボードは高さが180cm以上になることも珍しくない。高さ約2mにもなる大型家具は、そのままでは粗大ゴミとして運び出すのが現実的ではなく、解体してから処分するか、不用品回収業者に依頼するかの選択が必要になる。

また、マンションや一軒家でも廊下や玄関口を通らないケースが出てくる。そもそも、なぜ解体できるように作られているのか。背丈以上の高さの食器棚は、ニトリやIKEAのような現代の家具ブランドでは大体2段に分かれるタイプとなっており、運搬と設置の利便性のためにその構造が採用されている。つまり、最初から解体を前提とした設計なのだ。

ニトリ食器棚の構造を理解する——上下2段式の仕組み

解体作業に入る前に、まず構造を把握しておきたい。知らずに力任せに引っ張ると、棚板が割れたり、ガラス扉が破損したりするリスクがある。

ニトリやIKEAに多く見られる2段式食器棚は、横幅150cm以上・高さ180cm以上のタイプに多く、下側から上に向かって棒状のボルトにより上側の部分が垂直に差し込まれている仕組みになっている。この仕組みを知っているかどうかで、作業時間が大きく変わる。

連結部分のタイプは主に2種類ある。引き出しを開けると上面にプラスのボルトで止まっているタイプと、左右横と裏面に差し込みボルトで上から刺さっているタイプがある。後者は、プラスドライバーで90度回すとロックが解除される仕組みだ。

カムボルトで食器棚を上下分解する様子

プラスネジを90度回転させると簡単に外れる「カムボルト」は、ニトリやIKEAなどの大型の家具や食器棚に多く採用されており、そのほかの方法として、下側の引き出し内側の天面にボルト留めしているものもある。どちらの方法でも上下分離させるときは、上から突起物に差し込みされているため、必ず垂直方向に持ち上げて抜くことが重要だ。

ニトリ食器棚の解体手順——ステップごとに解説

では実際の手順を見ていこう。必要な道具はシンプル。用意するものはプラスドライバーのみでよい。特別な工具は不要だ。

ステップ1:中身を全部出す

食器、電子レンジ、炊飯器——棚の中のものをすべて取り出す。食器棚の中身を空にするだけでも、1週間かかることもある。収納していたものを別の場所に移したり処分したりしながら進めるとよい。急がず、着実に。

ステップ2:ガラス扉を外す

上段にガラス扉がある場合は先に外しておく。ガラス戸などは、割れ防止のために事前に外しておくことが重要だ。これをサボると、解体中に割れる事故につながる。

ステップ3:連結ボルトを探して外す

引き出しを開けて天面を確認するか、側面や背面のボルト位置を探す。上下で分かれる境界を探し、その周辺に止めてあるネジを外し、作業台を止めているであろうネジを全て外していく。すぐ下にある引き出しも外して、ネジを探し出し全て外す。

ステップ4:上段を垂直に持ち上げて分離する

ボルトを外したら、上段部分を真上に向かってゆっくり持ち上げる。一人では難しいため、必ず2人以上で作業すること。無理に斜めに引っ張ると、差し込み部分が折れるリスクがある。

ステップ5:棚板・背板を解体する

上下に分けた後、さらに棚板を取り外して運搬しやすいサイズにする。棚板はネジで留められているか、ダボで差し込まれているだけのことも多い。

自力での解体が難しいと感じたら

体力的な問題、あるいは時間の制約。「やっぱり無理かも」となることは珍しくない。ニトリには家具の移動サービスがあり、自宅の中での解体のみであれば家具の移動サービスで行ってもらえる。費用は税込み9,900円だ。ただし、このサービスはあくまで「自宅内での移動」であり、外への搬出には対応していない点に注意が必要だ。

大型家具の処分には自治体への申請や運搬の手配、場合によっては解体作業など多くの手順が必要だが、ニトリの家具引き取りサービスを利用すれば、煩雑な作業を一括して依頼できる。ただし、このサービスには条件がある。

ニトリの食器棚引き取りサービス——条件と費用を整理する

ニトリの家具引き取りサービスイメージ

ニトリの引き取りサービスは便利に見えるが、細かい条件がある。しっかり把握しておかないと当日に断られる事態も起こりうる。

サービスの搬出料金は1回につき4,400円(税込)で、お届けする大型家具と「同等品」に限り「同等数」「同等量」までの引き取りが可能だ。つまり、食器棚を新しく購入するタイミングでのみ利用できる仕組みだ。

引き取りサービスを利用する場合、配送日の4日前までに依頼する必要があり、当日や前日の依頼は基本的に不可となっている。また、回収のみの利用はできず、対象家具の購入が条件となる。

ニトリ製品以外の家具も引き取ってもらえることや、買い替えと同じタイミングで効率よく不要家具を処分できるのも大きなメリットといえる。他社製品の食器棚であっても対象になりうる点は、意外と知られていない。

ただ、コストの観点では冷静に比較したい。自治体(行政)の戸別回収や持ち込み回収を利用すれば、大抵の家具は1,000円以内で処分が可能なケースもあり、4,400円が一概に安いとは言えない場面もある。手間を買うか、費用を抑えるか——状況次第の判断だ。

ニトリの食器棚を粗大ゴミとして処分する方法

解体した後、最もコストを抑えられるのが自治体の粗大ゴミ回収だ。食器棚は自治体の粗大ごみとして処分するのが一般的で、自分で解体した後に収集場所まで運ぶ必要があり、自治体によって変わるが400円〜3,000円の費用がかかる。

さらにコストを下げるなら、解体した部材のサイズによっては普通ゴミとして出せる場合もある。多くの自治体では最大の辺または径の長さが30cm未満なら普通ゴミ、30cm以上なら粗大ゴミとして分別できる。いらない家具が30cm未満であったり、小さく分解できる場合は、燃えるゴミや不燃ゴミとして無料で収集してもらえる可能性がある。ただし、自治体ごとにルールが異なるため、必ず事前確認を。

不用品回収業者・その他の処分方法

時間がない、体力的に無理、引っ越し直前——そういった状況なら、不用品回収業者への依頼も選択肢のひとつだ。費用は割高になる傾向があるが、解体も搬出も任せられる点は大きい。

まだ使用できる状態の食器棚であれば、リサイクルショップで買い取ってもらうのも方法のひとつで、「トレジャーファクトリー」や「ハードオフ」といった店舗で行っており、処分費用がかからないばかりでなく、ブランド品やデザイン性の高いものは買い取ってもらえる可能性がある。

ジモティーのような地域の情報掲示板サイトを利用して、必要としている人に無料で食器棚を譲る方法もある。地元で引き取り手を探すサービスのため、うまくいけば近所の人が自宅まで食器棚を引き取りにきてくれるため、梱包や発送の手間がかからない。ただし、ドタキャンや連絡が取れなくなるリスクも現実にある。

解体してわかったこと——分解するメリットと注意点

食器棚を解体することで得られるメリットは処分だけではない。食器棚を分解して下半分にすることで移動させるのが楽になり、引っ越しの際に大型家具は引っ越し業者の方にお願いするしかないが、下半分だけなら自分たちで移動させることができる。

また、安全面でのメリットも無視できない。調理中に地震が来て後ろにある食器棚が倒れたら絶対に怪我をするという事実があり、小さな子供がいる場合、調理中に地震が来て食器棚の下敷きになれば、子供は逃げることができない。背の高い家具を減らすことは、防災の観点からも合理的な選択といえる。

注意点もある。すべての食器棚が分解可能なわけではなく、壊れてしまうかもしれないということも念頭に置いておく必要がある。特に、接着剤で固定されているタイプや古いモデルでは、無理に解体しようとすると材が割れたり、再組み立てができなくなるケースもある。

解体作業前に確認すべきポイントのまとめ

確認項目 内容
連結方法の確認 カムボルト式か引き出し内ボルト式かを特定する
必要な道具 プラスドライバー(1本で十分なことが多い)
作業人数 上段の持ち上げには最低2人必要
ガラス扉の処理 割れ防止のため事前に取り外す
処分方法の事前決定 粗大ゴミ・引き取りサービス・不用品回収のいずれかを事前に決める

どの処分方法を選ぶべきか——状況別の判断基準

正直なところ、「これが一番いい」と断言できる方法は存在しない。状況によって最適解は変わる。

ニトリで新しい食器棚を購入する予定があるなら、引き取りサービス(4,400円)を使うのがもっとも手間が少ない。一方、買い替えを考えていない、あるいはとにかく費用を抑えたいなら、自力で解体して粗大ゴミに出す方法が現実的だ。まだ使える状態ならジモティーやリサイクルショップを試す価値もある。

食器棚の処分方法はさまざまだが、最も手間とコストを抑えながら処分できる方法は自治体のサービスだ。低コストでできる限り手間なく処分できるため、自治体で定められたルールに従って処分するのが基本的には望ましい。

引っ越しや大掃除で食器棚以外にも不要品が多い場合は、不用品回収業者に一括で依頼するほうが結果的に効率よく動けることもある。費用と手間のバランスを自分の状況に照らし合わせて判断するのが、結局は一番の近道だ。

ニトリ食器棚の解体は、正しい知識さえあれば特別な技術がなくてもできる作業だ。プラスドライバー1本と、2人以上の人手があれば、多くのケースで自力での分解が可能になる。作業前に構造を把握し、ガラス扉などの脆弱な部分を先に保護する。それだけで、リスクはぐっと下がる。処分先さえ決めておけば、あとは手を動かすだけだ。